🔥 実験20テーマ
【 もういいじゃん、って思えたらどうなる? 】

Artist: Pamela Colman Smith
Public Domain via Wikimedia Commons
カードを切っていたら、スルーっと滑り出した1枚。
カップの9、逆位置。
見た瞬間、こう言われた気がした。
「手放そうぜ😎」
どこかでまだ、「もっと」「まだ足りない」と思っている自分がいる気がしていた。
でも今日は、その続きを追わないでみる。
そう決めて、一日を過ごしてみた。
今日は在宅で、家で過ごした。
息子がいて、仕事を少し手伝ってくれた。
昼には、息子が
「三鷹のすず鬼のラーメンを食べて、冷凍ラーメンも買ってくる」
と言うので、
「お母さんの分もお願い」とお金を渡した。
自分の分は自分で出すらしい。頼もしい。
私はひとり、納豆ご飯を食べた。
静かで、シンプルで、でも、とても美味しかった。
それで十分だった。
夜、彼から「少し会いたい」と連絡が来た。
正直、外に出るのは少し面倒くさい。
でも、
会いたいと思ってくれることも、
自分も会いたいと思えることも、
どちらも嬉しかった。
コンビニにアイスを買いに行きながら、少しだけ会って、話して帰ってきた。
ルックの宇治加賀棒茶&抹茶アイス。
甘くて、美味しかった。
一日を通して、「もっと欲しい」と思った瞬間はなかった。
代わりにあったのは、
生きていること。
息子がいること。
彼がいること。
住める家があること。
ご飯が食べられること。
仕事があること。
ラーメンやアイスを買うお金があること。
「こんなにあるじゃん。幸せじゃん。」そんな感覚だった。
気持ちは、軽くて、満ちていて、どこかワクワクしていた。
身体はポカポカして、力が抜けていた。
不思議だったのは、
「もういいじゃん」と思っても、止まった感じはしなかったこと。
むしろ、
「このまま行けばいい」
「まだまだいける」
そんな感覚があった。
満ちているのに、進める。
満ちているから、進める。
今回の実験で見えたのは、
満ちるというのは、何かを足すことではなく、
「足りないから動く」という前提を、
手放すことなのかもしれない、ということ。
足りないから頑張るのではなく、
もうあるものの中で、そのまま進んでいく。
そんな在り方。
満ちようとしなくていい。
もう、満ちているから。
そう思えたとき、
人は止まるのではなく、
軽やかに、前へ進み始めるのかもしれない。

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