🔥 実験17-2テーマ
【安心した先で、人は自然に役割を持つのか?】

Artist: Pamela Colman Smith
Public Domain via Wikimedia Commons

Artist: Pamela Colman Smith
Public Domain via Wikimedia Commons
前編では、
「そっかぁ♪」という静かな安心を感じていた。
仲間と過ごし、特別なことがなくても満たされている感覚。
私はただそこにいて、それだけで良かった。
でも、そこにいながらも、ふと、こんな感覚がよぎった。
「彼がいなければ、私はここにいない」
彼を通して出会った仲間たち。
それは自然なことだし、何もおかしくはない。
でも、「彼がいなければ繋がっていない関係なんだよな」
そう思ったとき、少しだけ寂しさが湧いてきた。
それでも、その場はあたたかくて、楽しくて、私はちゃんとそこにいた。
そしてライブ前。
準備が始まり、音響のセッティング。
その様子を見ているのがとても面白かった。
今までは、彼の彼女という立ち位置で
少し離れた場所から見ていた世界。
でも今回は違った。
「みまさり、あれ取って」
「はい〜♪」
そんなやり取りの中で、私は自然とその場に関わっていた。
そして音出し。
最初に聞いたとき、ボーカルの声が少し低く感じた。
でも、「こんなものなのかな」と思ってしまった。
自分の感覚に、まだ自信が持てなかった。
そのあと、会場の中を動いてみた。
左のスピーカーの前に立ったとき、音の高さが明らかに違っていた。
その瞬間、「これだ」と分かった。
思い切って音響リーダーに伝えると、調整が入り、音は整った。
ライブはバッチリ。
そして私は、褒められた。
でもそのときの感覚は、
「やった!」でも
「すごい!」でもなかった。
ただ、
「なんか自然に出来た」
だった。
あのとき感じた、あの小さな寂しさ。
それは、「私はここにいていいのか?」という問いだったのかもしれない。
そして、その答えは
言葉ではなく、体験として返ってきた。
私はそこにいて、自然に関わり、自然に役に立っていた。
ライブが始まったとき、私は音を聞いていた。
「この音、どうなってるんだろう」
気づけば、観客ではなく、作る側の視点で世界を見ていた。
そのとき、ふと思った。
「こういうの、出来るようになったら面白そう」
扉は、ノックした覚えもないのに、いつの間にか開いていた。
🧪 観測結果
・安心の先で、人は自然に動き出す
・関わることで、自分の力に気づく
・そして、新しい興味と可能性が生まれる

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